こんにちは賢人です。
今回は「初期口座と貯蓄口座に分かれているタイプの海外積立について」
と題しまして、最近相談の増えてきている
初期口座と貯蓄口座に分かれているタイプの海外積立について説明していきます。
初期口座と貯蓄口座に分かれているタイプの海外積立といえば
フレンズのPremier
RL360のQuamtam
FTLifeのOscar
MetisのIntelligence
などが該当します。
では順番にこれがどういった仕組なのかしっかりと見ていきましょう。
Contents
2つの財布
![](https://www.kaigai-investment.com/wp-content/uploads/2018/11/wallets-1904459_960_720-300x200.jpg)
これらの商品は基本的に
[初期口座]と[貯蓄口座]という2つの財布を持っています。
初期口座期間と呼ばれる期間に[初期口座]へ積み立てて行き
初期口座期間終了後は[貯蓄口座]へ積み立てて行くことになります。
簡単なイメージだとこんな感じです。
ジョウロから出てくる水がみなさんが毎月支払う積立金だと思ってください。
商品や契約年数によって定められた初期口座期間中はジョウロの水(積立金)は初期口座に入っていきます。
初期口座期間が終了した後は、ジョウロの水(積立金)はすべて貯蓄口座に入っていきます。
こういう構造の商品では基本的に
初期口座期間は、停止・減額・引き出しができず
初期口座期間終了後は、貯蓄口座の中から引き出しなどが可能になります。
商品によって細かい点は異なりますが
これらの商品が紹介される際
「初期口座期間が終われば停止や減額、引き出しができるので安心!」
と紹介されることが多いです。
確かにこれは仕組み上可能です。
しかし、賢人のブログやメルマガをご覧になっている読者の方であれば
何度か賢人のこんなフレーズを見たことがあるのではないでしょうか。
「海外積立は満期まで滞りなく積立を完遂することを前提に設計されている」
つまり
仕組み上可能であったとしても
実は
停止や減額、引き出しをしてしまうと
契約者にとって不利になってしまうケースがほとんどなのです。
停止や減額をしてしまった際のデメリットが説明されていないのです。
このことを正確に伝えていない勧誘業者などが非常に多く
特に2010年前半くらいに勧誘していた業者はこのことをきちんと伝えていないケースが非常に多いのです。
(今も同じようなケースが多いようですが……)
その結果、初期口座期間が終了し
あまり口座の額が増えていない、あるいは減っているのをみた契約者が
不安になって停止や減額をしてしまい
結果的に更に不利な状況に追い込まれてしまっているケースがよくあります。
なぜこんなことが起きるのかを次の項目て説明していきます。
2つの財布を持つ商品の特徴
![](https://www.kaigai-investment.com/wp-content/uploads/2018/11/mouse-trap-2846147_960_720-300x200.jpg)
停止や減額をしてしまった際のデメリットがしっかりと説明されていない人が
初期口座期間が終了し
あまり口座の額が増えていない、あるいは減っているのを見て
不安になって停止や減額をしてしまい
結果的に更に不利な状況に追い込まれてしまっているケースが多発しているのはなぜなのか?
それは、こうした初期口座と貯蓄口座に分かれているタイプの海外積立に設定されている手数料が特徴的なためです。
それが初期手数料や初期口座手数料などの名称で呼ばれる
初期口座にかかる手数料です。
こいつらが初期口座に対して年間4〜6%かかります。
それとは別に
口座全体に対しても管理手数料(1.5%ほど)がかかり
IFAへの運用委託手数料(1%ほど)がかかり
商品によってはクレジットカード手数料や口座振替手数料が発生するため
初期口座期間中というのは運用が良くない限り手数料負けします。
お気づきの方も多いと思いますが、
「海外積立は満期まで滞りなく積立を完遂することを前提に設計されている」
を思い出してください。
そう、
初期手数料や初期口座手数料などの名称で呼ばれる手数料は初期口座に対してかかるものなので、満期までの積立総額から考えると手数料がかかる対象はそんなに大きな額ではないのです。
つまり
初期口座期間終了後に貯蓄が開始される貯蓄口座の中身が増えていけば増えていくほど口座全体から見た初期口座手数料の割合は低くなっていくのです。
わかりやすく図にしてみると
![](https://www.kaigai-investment.com/wp-content/uploads/2018/11/2つの財布2.png)
最初こそは初期口座にしかお金が溜まっていないので手数料割合が高くなりますが
![](https://www.kaigai-investment.com/wp-content/uploads/2018/11/2つの財布3-1024x930.png)
貯蓄口座にお金が溜まっていくと口座全体で見ると初期口座にかかっている手数料割合が薄まっていくのがわかると思います。
言ってみれば、本来であれば初期口座期間が終了してからがこういった商品の本番なのです。もっというと貯蓄口座の額が初期口座の額を超えてからが本番です。
一方で、初期口座期間終了後に停止や減額をしてしまうとどうでしょう?
貯蓄口座にお金が貯まるのが遅くなるわけですから当然初期口座にかかる手数料の負担は重めにかかり続けます。
しかも、こうしたタイプの海外積立には
契約時に
「初期口座に付与される初期口座ボーナス」が設定されていることが多くさらに停止や減額の影響が濃くでてしまいます。
安易に
「ボーナスがもらえるからお得!」
だなんて思ってはいけないのです。
まとめ
結局、海外積立って
どの商品も原則として停止・減額・引き出しは想定してはいけないのです。
設定する年数は必ず積立を完遂することを前提に年数や金額の設定をしてください。
しかし、普通はこの設定が非常に難しいものです。
長期の人生プランを考えていく場合、自分だけの話ではなくなってしまいます。
配偶者や子供、親など様々な要因が絡んできます。
当然、保険も絡んできます。
人によってはローンがある方もいるでしょう。
これらすべてを考えた上で戦略をたてていく必要があります。
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